SDGsやフードロスといった環境問題に、規格外柑橘(表皮の傷や汚れなどの理由で商品化されなかった柑橘)の再利用という面から取り組む、愛媛県松山市の団体「きりぬき」。こちらで製造された河内晩柑ジュース・伊予柑ジュースを原料に、桜うづまきの日本酒を配合、松山大学の学生たちがテイスティングし味わいを決めたリキュール「推し柑」。
通常の共同開発ではある程度製造し、候補を何点か製造したのちに選ぶという形式がとられがちですが、今回の開発ではリキュールの配合比率を決める段階から共同で開発しており、多くの意見を取り入れた商品づくりとなりました。
伊予柑と河内晩柑をブレンドした果汁は商品のうち50%以上に使用され、リアルな柑橘の味わいに仕上がっております。
ラベルデザインや商品名にも大学生が積極的に参加し、若いセンスを取り込んだ商品となりました。
「酎ハイ1缶でも酔ってしまう」という学生さんたちの意見をもとに、アルコール度数は低めの5%。
冷やしてストレートでお飲みいただくのはもちろんのこと、ロックでも美味しく召し上がっていただけます。
また、低めの度数を活かし、カシスオレンジなどの割材として利用したり、ハイボールにレモン代わりに混ぜることで普段とは一味違ったお酒体験が可能に。
環境問題や、産学連携、そして若い才能と伝統ある酒蔵と、過去と現在と未来をつなぐリキュール「推し柑」。
お求めは、道後商店街・ロープウェイ街のお土産店等へ。